『生と死の儀礼空間-日中の都城・陵墓・寺院の発掘事例から-』
遼上京城皇城西山坡仏寺の塔基壇と遼代楼閣塔
March 2025· 『生と死の儀礼空間-日中の都城・陵墓・寺院の発掘事例から-』
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Abstract

遼上京城は、遼代初期に造営され、最も長く使用された最も重要な都城である。西山坡遺跡は、遼上京城の皇城西側の高台に位置する非常に規模の大きな東向きの建造物群である。この西山坡遺跡の造営年代とその性質に関しては、遼上京城の研究において注目されてきた問題である。地表に残る痕跡からすると、西山坡遺跡は、東向きの複数の院落で構成されている点がわかる。

2012 年の考古学的調査、および発掘によって西山坡遺跡は大規模な寺院跡である点が確定した。その中枢建築は傾斜地の高台に位置し、北院と南院に分けることが出来る。南北両側には、附属の院落も存在している。南院は仏殿を中心とし、中軸上に東から西へ山門、中殿、後殿が位置している。北院は仏塔を中心とし、三基の仏塔が院落の後部(西部)に位置する。中央には大塔(1号塔基壇)、その両側にそれぞれ一基の六角形の小型塔基壇がある。

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